■スモールガーデンコンテスト

日本ガーデンデザイン専門学校 デザイナーコース中居美佳
「ひとつお茶でも〜木陰でのんびり〜」
大きな木の木陰で家族も道ゆく人も誰もが気兼ねなくのんびり出来る庭をイメージしました。戸外の自然、あるいは地域社会といった家を取り巻く「外部空間」から届けられるさまざまなメッセージを、そこに住む家族が受け止め、また発信してお互いに調和してゆける、交流の場となるように考えました。交流の場の主役となる右奥のメインツリーには大きな木陰を作れるカツラの木を想定しました。春先の芽吹き、秋の黄葉ともに美しい木です。庭の公道面を開放して通りからも近寄りやすくし、町のシンボルツリーになればと期待しています。
デッキ前方には大きめの木のベンチをおき、通りがかりの人も陰を借りて自由に一休みできる空間を作りました。ごくシンプルなものにしたため、デッキの延長としてちょっと大きな集まりにも利用できます。エントランスも開放的にして来訪者を歓迎する雰囲気を表しました。