■スモールガーデンコンテスト

日本フラワーデザイン専門学校 ガーデンデザインコース
「幻影」
私たちは庭を計画するにあたり、みんながなぜガーデンデザインを学ぼうと思ったのか相談しました。答えは「庭に心を奪われたことがあったから」でした。見慣れたちょっとした庭でも、その時々により違う表情を見せてくれます。そこで外部空間からのメッセージとは庭を演出する光や水、風なのではないかと考えました。光は明暗によってさまざまな表情を見せ、水は音を出し、風は動きをつくり出す。これらが庭の中でひとつになると、私たちの心のに幻影が生まれてくるような不思議な空間になります。提案する庭では樹木や水時計、水面に光をあて壁や障子に影を映し出し、幻想的な雰囲気にしました。そして水時計に花を生け、水盤から水を落とし、心地よい響きを奏でます。いろいろな演出で幻影をイメージできる和風空間にしてみました。